奇跡のひと 人間の素晴らしさを確認した。
映画『奇跡のひと マリーとマルグリット』予告篇 - YouTube
映画 奇跡のひとマリーとマルグリットを見ました。
フランスの映画。
あらすじ
あなたに伝えたい。 言葉の力、世界の輝き、そして生きる喜びのすべてを――。
ふたつの魂が出会い奇跡を起こした、もうひとつのヘレン・ケラー物語
聴覚障がいの少女たちが暮らす修道院に、目も耳も不自由な少女マリーがやってきた。教育を一切受けずに育ったマリーは野生動物のように獰猛で誰にも心を開かない。不治の病を抱え余命いくばくもない修道女マルグリットは、残された人生をかけてマリーに"世界"を与えるべく教育係となる。困難の末ついにマリーが言葉を知る日がやってくるが、二人の別れの時間は目前に迫っていた――。母のように惜しみなく愛を注ぎ、知識を分かち、命をつなぐ―。迫りくる死の気配を感じながらマルグリットがマリーに与えたのは「喪う悲しみ」より多くの「生きる喜び」だった。19世紀末、フランスポアティエ地方に実在したふたりの女性による感動のトゥルー・ストーリー。
目と耳が使えない少女になにができる?
なにもできないに決まってる。
そう思っていた。
でも違った。
マリーは途中まではただの暴れん坊。そりゃそうだ。なにもわからないんだから。
でもある時にブランコの漕ぎ方を知るときが来る。
そのシーンはとても印象的。
手や足の感覚を使って学習したんだ。
そこから手話も覚えるようになる。
人生の素晴らしさを感じるようになる。
人間は他の生き物とはなにが違うのか。
それは学習する能力があるんだ。
だからいろんなことが発展してきた。
学習すること。それが人間を人間たらしめることなんだ。
それと五感を使うことの素晴らしさ。
手だけでいろんなものを感じ取ることがマリーにはできる。
それは手だけしか使えるものがないから?
五感を使う能力って鍛えられると思う。
誰でもできることだ。
物を感じる力。匂い。感触。意識的に使うことで能力は上がると思う。
人間の触れ愛って大切。
触ることでわかること。
愛が伝わる。気持ちが伝わる。
最近肌と肌が触れ合う機会ってなかなかないと感じた。
手を握る。キスをする。抱きしめる。
圧倒的に日本人に足りてないものだなあ。
五体不満足の僕は人生をめいいっぱい感じて、楽しんでいるんだろうか。
自然を感じているんだろうか。
機械に占領されてないどろうか。
周りの物に目を向けてみてはどうだろうか。
そしたら気づくんだと思う。
なにか少しでもいいから気づく。
ちょっとした素晴らしさ。
自分の中で美しいと思うものが出てくればそれでいいじゃないか。
人間は、素晴らしい、美しいものが必要なんだ。
この映画には人間の可能性というものに気づかされます。
人間の根本にあるのはなんだろうか。
ぜひ見ていただきたい。