「13の理由」が衝撃的に面白かった
3月31日にメールで13の理由がネットフリックスで配信されましたというお知らせが来た。
なんか気になったので見てみるとすぐにドはまりしてしまった。
海外ドラマにハマってしまうともう抜け出せない。
13の理由は小説が原作となっていて、
大人気作品でアメリカの新鋭児童書作家アッシャーが2007年に発表し大反響を呼んだ衝撃的なデビュー長編問題作です。25か国に翻訳されている。
日本語でも読むことができる。
あらすじはハンナという一人の少女が自殺し、そのハンナが残した音声テープが13個残されており、その13個に自殺した理由が語られているという物語。
ハンナが残したビデオテープを中心に話が進んでいき、現在と過去と行き来して話は進んでいく、
13人のハンナと関係する友達がどうハンナに影響を与えるのかを見ていって話は進む。
話の切り口がビデオテープというのがとても斬新で今までありそうでなかったようなストーリーで、なんといってこの話がとてもリアルだということだ。
だから小説でも大きな衝撃を与えたんだと思う。
この話は今の10代の高校生でも他の若い人でもあり得る話だということだ。
SNSと学校だけが高校生の世界だ。
親の時代にはSNSはなかったが、今の時代はSNSがある。親に理解は難しいかもしれないが、SNSは現実にもろに直結しているんだ。だからSNSも現実なのだ。
これがやっかいな時代だと思う。
学生生活をリアルに描き、ダークにもならずユーモアにもよらず、まったく飽きるほどなく見れる作品だ。
僕が衝撃を受けた作品、ブレイキングバッドに続く作品だと言える。
ここからはネタバレも含め語っていく。
ハンナは最初にSNSに恥ずかしい写真を挙げられたというとこから自殺への道が始まった。
恋に、遊びに勉強に、普通に楽しみたい純粋な女の子がだんだんと孤立していき、破滅への道を進んでいってしまうのは見るに堪えられなかった。
最初の一歩はSNSによって引き起こされた。
それによって急にハンナの環境は変わっていく、あだ名をつけられ、いろんなことの歯車がおかしくなっていく。
クレイはいつもハンナの近くにいたけども結局は助けることはできなかった。
両想いだったにもかかわらず、あと一歩で結ばれることができたけども、思いは結ばれることはなかった。
ハンナの噂はすぐに周りの人間に伝わり、孤独になっていく。
学校で孤独というのはとても耐えられない。
誰かと話たい、仲良くしたいとパーティ―などに参加するもその場でも悪いことに巻き込まれてしまう。
あまりにもかわいそうで見ていられなかった。
やっぱり最後に助けられるのは親しかいないんだと思う。
親が話を聞いてあげることが一番大切なんだ。
ハンナは最後にカウンセラーに話いったけどもうまく話を聞いてもらえず、自殺に踏み入ってしまう。
一番身近にいる親は話を聞いてあげることが必要だと思うが、なかなか子供の変化を感じることは難しく、話てくる機会も少ないと思う。だから日頃から少しでも話す機会を設けることが必要だ。
13の理由は若い人も親も見るべき作品だ。
かなり考えさせられる。自殺から学ぶ道徳的な作品だとも言える。
リアルに話が作られており、見るに堪えられないシーンもある。
やっぱそこが素晴らしい。悪いところを包み隠さずリアルに表現すること。
外国のドラマはホントに素晴らしい。日本の保守的な感じはどうにかならないものかと感じてしまう。
間違いなくおもしろい作品です。
ぜひ見ていただきたい。