教団x
中村文則さんの世界はなんとも暗く、人間身が溢れ、生きることを考えさせられる。
今住んでいる世界を宗教の立場や科学の立場で書かれていてとても勉強にもなる。
世界ってこんな見方もできるんだと目から鱗だった。
そしてなんか生きるということがちっぽけに感じ、
自分という人生に執着を持つのもなんか違うのかなと感じた。
ストーリも面白いけどこの作者が生きるということや、日本の政治の問題とか、人間のことについて著者が感じていることを出し切ってる。
だからこれを伝えたいという思いをとても感じる。
性のところの描写も半端じゃない。
必見。
人間のどうしようもないとこ、暗黒の心を持ち、欲望にまみれ、人を愛し、執着し、
人を憎み。そして涙を流す。
すべての感情が詰まっている作品。
この人世界観はまじで意味わかんない。
頭が狂いそうなりますぜ。
なかなかできない読書体験ができますよ。